サイボウズで実現する、新しい挑戦ー山本悠子さん

こんにちは。Girls Universityの牛島です!
「一歩踏み出したい女子大生と共に、生きるヒントを共有する」をコンセプトに、ここ【シゴトずかん】では社会で活躍されている様々な先輩にキャリアに関して伺ったお話を投稿しています!

今回取材をさせていただいた方は、サイボウズ ビジネスマーケティング本部の山本悠子さんです。山本さんは電機メーカーで開発職をされた後、部署異動でプロモーションの仕事に変わり、さらに転職をされるなど、様々なキャリアの変化を経験されています。
転職に対する思いやきっかけ、良い企業の見分け方など大学生必見のアドバイスをたくさんしていただきました。

—現在のお仕事について教えてください

サイボウズのビジネスマーケティング本部で働いています。製品のプロモーションをする部署です。プロモーションと一口に言っても色々な仕事があり、イベントを企画する人、広告を企画する人、記事を書く人、webサイトを制作する人などがいます。
その中で私は、雑誌やwebメディアに出す広告のディレクションやセミナーの企画、営業用の資料作成などを担当しています。

—就職活動をしていた学生当時はどのようなことを考えていましたか?

学生の時は理系で大学院にも行っていたので、製造業に就職することが普通だと思っていました。メーカー中心に就活をして、比較的大規模な電機メーカーに就職しました。
面接官やリクルーターの方の雰囲気に惹かれたことや、技術力が高い会社だと思ったことが主な理由ですが、「大きな会社ならいろいろな仕事ができそう。万が一入ったところが自分に合わなくても、異動ができるから大丈夫だろう。」という下心もありました。

入社後3年間はビデオカメラの開発をしていました。ですが、やっているうちに自分は「良い製品を作ること」よりも「製品の良さを伝えていくこと」の方が合っているのではないかと思うようになり、社内公募制度を使ってプロモーションの部署に異動しました。このとき扱う製品も家電からITに変わったので、知識も人脈も全てリセットされ、最初は大変でした。ただIT系はwebや本などで広く情報を拾えますので、勉強はしやすかったです。周りの方も丁寧に教えてくれたので、徐々に慣れていくことができました。

—転職を決めたきっかけを教えてください。

前職の業務でプロモーションの基礎は学べたのですが、とても保守的な会社だったので、できることが限られていました。他の企業が当たり前に行っているweb広告やSNSの活用などもほとんどしていなかったので、

“このままだと世の中の流れから取り残されてしまいそうだ”

と考えたことが転職のきっかけです。転職サイトをいろいろ見ているときに偶然見つけたのがサイボウズでした。

—大手の企業から転職を決意することに不安や葛藤はありましたか?

そこまで不安はありませんでした。前職にいつづけると、トレンドに乗り遅れるのではないかという危機感の方が強かったので、より先進的なプロモーションに関われる安堵感と喜びの方が強かったです。
ただ、「入ってから役に立てるだろうか?ちゃんと仲間に入れるだろうか?」ということに関しては不安でした。入社後1ヶ月くらいはずっと胃が痛かったです(笑)

—実際に転職をされて変化はありますか?

まず業務の裁量が広がりました。前職では展示パネルやチラシなどの制作物に細かい規定があり、担当者が決められるのは一部の文言のみ、というケースも多かったですが、サイボウズでは担当者が自由に決めることができます。ただ一方で、責任も増えました。前職では多少失敗しても「規定があるから」や「上司が指示したから」という言い訳も通用しましたが、今は全て自分で決められる分、失敗した結果も自分の責任になります。言い訳をしたり隠れたりすることはできないのは大きな違いだなと思います。

また、社内の連絡にメールを使わず、グループウェアを使っていることも大きな変化でした。基本的に公開された場所でやりとりが行われているので、自分が関わっていない仕事でも、どんなことをしているのか情報収集ができます。意見も自由に言えるので、風通しはとても良いですね。

—転職や部署転換は自分のできることを増やすキャリアアップのためにするのですか?

難しい質問ですね。転職の理由は人それぞれで、サイボウズの中途社員に聞いてもそれぞれ答えは違います。給料を上げるため、自分の夢を実現するため、より働きやすい環境で働くため、いろいろあると思います。

ただ、漠然とでもいいので自分がやりたいことや、大きな目標を定めて、そのために必要なスキルや経験はなんだろう?それができる企業はどこだろう?と考えていくと、仕事を選ぶときにより良い選択ができるのではないかと思っています。なかなか難しいですけど。

自分で決めたゴールを達成するために必要な材料を集めていく

—良い企業の見分け方を教えてください。

これもなにを”良い”とするか人それぞれですし、最後は入ってみないと分からないのですが・・・意外と外に見えているものでも判断できることはあります。

たとえばインターンなどを積極的に受け入れている企業は外部との交流も盛んそうだな、とか、webサイトのデザインが常に新しい企業はそれだけwebに力を入れているんだろうな、など。そんな情報から「この企業は自分に合いそう」という当たりを付けて、OBOG訪問したり、学生向けのイベントに参加したりしてみると、自分に合うかどうかが判断しやすいと思います。

—学生にお伝えしたいことはありますか?

とにかく自分の興味に正直になって、多くのことに足を踏み入れてみるのが良いと思います。最近の学生さんは本当に活動的だなと思います。学外で活動をしたり、単純作業のアルバイトではなく、自分の得意なことで仕事をしている学生さんもいますよね。そのような活動はどんどんやってみるのが良いと思います。

また、学部を選んだりバイトを選んだり、1つ1つの選択をする際に「なんでこれを選んだんだろう?」と後々でも説明できるようにしておくと良いです。
“なんとなく”で選んでしまいがちですが、細かい選択に対してきちんと理由を持ち、自分の言葉で表せるようにしておくと就活のときに楽ですし、もしなにか迷ったときにもその理由を振り返れば迷わずに進み続けられます。

丁寧に選択肢を絞っていくこと

—あとがき

分野の異なる部署の異動や転職を経験された山本さんは、常に一歩先のことを視野にいれながら、ご自身の疑問や想いを明確にして行動をされていました。副業や転職をする方が増えてきている現在、「疑うべき当たり前」に正直に立ち向かい、自分の意思を大切にして人生を歩んでいく姿を見習っていきたいと思いました。

採用面接もされている山本さんより、就活生に向けたアドバイスも教えてくださいました!

“とても立派な経験をして良いものを持ってる学生さんがたくさんいらっしゃるのですが、話し方で損をしている方が意外と多く、もったいないなと思います。少し恥ずかしいかもしれませんが、面接の前に人に聞いてもらう練習をし、自分をどう見せるか研究して、持ってるものを全部出せるようになって面接に挑んでください。サイボウズへのご応募もお待ちしてますよ!”

山本さん、貴重なお時間、お話をありがとうございました。

(左:牛島 右:山本さん)

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