こんにちは!Girls Universityの岡根歩美です。「一歩踏み出したい女子大生と共に、生きるヒントを共有する」をコンセプトに、ここ【シゴトずかん】では社会で活躍されている様々な先輩にキャリアに関して伺ったお話を投稿しています!
今回は、(株)アイメイカーズ マーケティング部部長の田島有希子さんにお話を伺いました。
ー現在のお仕事について教えてください。
まず、私が働いているアイスタイルグループでは、@cosmeというサイトの企画・運営を中心に、化粧品のセレクトショップの@cosme storeや化粧品ECの@cosme shopping展開、美容業界に特化した派遣事業など、美容の分野で多方面に事業を行っています。最近では、アジアを中心とする海外にも積極的に進出しています。その中で私は現在 、アイメイカーズというプロダクト事業で、ビューティー商材の企画開発と販売をしています。その中で私は、マーケティングの責任者を担当しています。新規事業であるため、事業戦略やグループミッションをチームで考え、実行・推進をしています。
ー1日のタイムスケジュールについて教えてください。
まず朝には、その日達成したいことを決め、1日の過ごし方を計画する時間を設けています。午前中には、予算会議や他事業のメンバーとの会議が入ることが多く、会議によって全体の状況を把握し、重要事項をプロダクト事業のメンバーへ伝えています。お昼には、他の事業のメンバーや自らの事業のメンバーとランチをしてざっくばらんに話をするなど、横の繋がりを意識しています。午後には、チームメンバーと戦略を考えるディスカッションや、施策の次のアクションを決めるミーティングが多いです。
固定概念に縛られず、ゼロベースから
ー新卒でEC事業を任され、現在はプロダクト開発に携わっているとのことですが、これまで経験したことのなかった仕事に取り組むことで必要なことはどのようなことですか?
EC事業担当時に抱いていたメーカーさんのイメージに囚われず、メーカーとしてのこれからのあるべき姿ってどんな姿だろう、と考えて行動することです。新しい市場を創造するためには、既存の考え方や固定概念に縛られず、ゼロベースから始めることが大切だと思っています。
眠っている価値を最大化させる
ーベンチャー企業ならではの仕事の楽しさについて教えてください。
自分で新しい仕事を創造できることです。新しい価値をゼロから生み出したり、眠っている価値を最大化させることに楽しさを感じています。また、企業規模が小さいからこそ、「自らの事業が」を主語にして行動できることにワクワクします。
「チームが」を主語にして
ーどういった人がベンチャー企業で働くことに向いていると思いますか?
変化を楽しみ何事も環境のせいにしない人だと思います。チームで成し遂げたいことがある場合、「自分が」ではなく「チームが」を主語にして、視座を高く持てる人が向いていると思います。
ーベンチャー企業ならではの苦悩はありますか?
以前は社員の人数が少なかったため、社員同士で目の前の事業に対するビジョンやイメージが擦り合っていました。しかし現在は規模が大きくなり人が増え、良い意味で価値観が広がってきたため、言葉の抽象度によっては戦略に差異が生まれてしまうこともあります。そのため、多くの人に同じ価値観を理解してもらえるような言葉づくりの難しさには、自分自身も課題を感じています。「なぜこの事業をやるのか」という目的に対し、解釈の差がないように言葉の表現をすることを目指しています。
ー田島さんが仕事を取り組む上で気をつけていること、こだわっていることはありますか?
事業の中長期的な成長と、人の中長期的な成長を両立できるような環境づくりをすることです。そしてメンバーが自発的に行動し、やりたいことを実現していけるようになることを目指しています。仕事での成長もプライベートでの成長も相互に生かし得ると考え、自分も含めてメンバーが様々な経験ができるように促しています。
ー田島さんは学生時代にどのようなことをされていましたか?
理系の学生だったため課題なども多く、部活とバイトもしていたため休みの日が無く毎日充実していました。花屋のアルバイトで経営者との関わりがあったため、経営やプロ意識の持ち方について直々に学ぶことができました。また、結婚式場でのオペレーションやドラッグストアでの接客、塾のアドバイザー等、様々なアルバイト経験をしました。
ー学生時代を振り返って、もっとこうしたらよかったなと感じることはありますか?
自分の中に、その時その時の価値判断基準を設けるために、幅広い価値観に触れておくと良いと思います。様々な経験や出会う人の価値観を通して、自分なりに、場面ごとに応じて考え方の軸ができてくると思います。
(田島さん)
等身大の自分をきちんと表現できる環境選び
ー仕事を選ぶときはどのような基準で選ぶと良いのでしょうか?
自分を受け入れてもらえるような人や環境を選べたら理想的ですよね。そのためには、人に自分を受け入れてもらおうとすることよりも、まずは様々な経験をしたり、他人と関わりフィードバックをもらって客観的に自分を知ることが大切だと思います。等身大の自分をきちんと表現できるような環境選びができると、結果的に自らに合った環境で自分に合った働き方が実現できると考えています。
固定概念に染まらず生意気に
ー今の学生に伝えたいことはありますか?
空気を読んだり、ルールや雰囲気、固定概念に染まるのではなく、生意気であってほしいということです。「自分たちがこれからの世の中を創る」という意識で感情的にも論理的にも大人を動かす力を身につけて、どんどん世の中を面白く変えてほしいです。
「人」としての成長を目指して
ー田島さん自身、今後どのような働き方や仕事の進め方をしたいですか?
仕事でもプライベートでも、人が幸せになれる環境づくりをしていきたいです。また、例え明日会社が無くなったとしても、自分がワクワクする方向へ舵を切れる、人間力のある人でありたいと考えています。そのために、人とのコミュニケーション能力の向上や、人との繋がりの構築に励んでいきたいです。自分自身の将来のビジョンは明確にはありませんが、その時々の状況に応じて自らを楽しませることができるような選択をして、結果的に人として成長し続けられることが理想です。
あとがき
田島さんは、企業全体のビジョンを達成するという明確な目的をもとに行動されていました。重要なのは何事も自分次第であるということを今回学べたように思います。中でも、ベンチャー企業の楽しさとして挙げられていた、「眠っている価値を最大化させる」という言葉が強く印象に残っています。固定概念に囚われず、新しい財やサービスを生み出す楽しさやワクワク感は、非常に魅力的だと思いました。今の私は周囲の人の意見に流されてしまったり、世間体を気にしてしまうことが多くあります。ですが今回、客観的に自分を分析し、前のめりで生き生きとしている田島さんの姿を目にして、等身大でありながらも最大限の自分で行動していきたいと思いました。
(左:岡根、右:田島さん)
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