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第10回「やりたいことを始めるベストタイミングとは?」

山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと 『山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと』では、「働く」ことや「ビジネス」についてはじめて考えたはじめたGilrsUniversityの学生たちがもった素朴な疑問を、ビジネスのプロの山口豪志さんが答えます。 「仕事・働く」ということをもっと身近に感じれるような素敵なお話ばかり。 これを読んで、社会に出る前に知っておくべきことに関心を持っていただけたら幸いです。   第10回「やりたいことを始めるベストタイミングとは?」 人生設計を考えるうえで、まず自分が経験したい仕事やライフイベントを想像しますよね。限りのある人生の中で、就職や転職、結婚・出産・育児など「What(何をするか)」に加えて、「When(いつするか)」も重要なキーワードです。そこで今回は、「やりたいことがぼんやり見えてきたけど、実行するタイミングのヒントを知りたい!」と考えている人や、「自分がどんなタイミングで行動に移せば良いのか考えたい」という質問に山口豪志さんがお答えします!   内的動機の”旬” 「思い立ったが吉日」という言葉があるように、やりたいことが見えた時に行動を起こす、これがベストタイミングです。 例えば学生の頃、宿題をやろうと思った矢先に親から「早く宿題終わらせなさい」と言われてテンションが下がった経験はありませんか?つい「今やろうと思ったのに~」と言い返したくなる場面ですね。 「これをやってみよう」「あれをやってみたい」という純粋な気持ちは、外的な要因よりも内的な動機付けに起因していると思いますので、その気持ちを大事にするのが良いでしょう。 *** ただ、「やってみたい」と思うことや想像することは簡単でも、実行するのはハードルが高いですよね。年齢を重ねれば、結婚や出産・育児、親の介護などライフイベントと仕事が重なる場面も増えていきます。体力的にも10~20代の勢いが30代以降も続くわけではありません。何かを行動に移すチャンスは限られているからこそ、自らの”旬”を逃さないようにしたいですね。 そして、大人達はこうした事実を踏まえた上で、次世代に対して行動することの重要性を口酸っぱく伝え続けているのです。スタンフォード大学での学位授与式でスティーブジョブズが「Stay Hungry.Stay…

第9回「会社選びの軸に悩んでいます。どうすれば解決できますか?」

山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと 『山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと』では、「働く」ことや「ビジネス」についてはじめて考えたはじめたGilrsUniversityの学生たちがもった素朴な疑問を、ビジネスのプロの山口豪志さんが答えます。 「仕事・働く」ということをもっと身近に感じれるような素敵なお話ばかり。 これを読んで、社会に出る前に知っておくべきことに関心を持っていただけたら幸いです。 第9回テーマ 「会社選びの軸に悩んでいます。どうすれば解決できますか?」   就活中は、「採用されるかどうか」という悩みや「自分に合う企業はどんな企業か」という疑問が次々と湧いてきませんか? 就活において、志望理由や会社選びの軸は、選考での面接で必ずと言っていいほど聞かれるトピックですよね。先日、私がインターンで出会った同期も「企業選びの最終的な決定軸がわからない」と悩んでいました。この記事を読む方の中には、もう既に内定をもらったり、内定先の数社で迷っている、という方もいるでしょう。どんなに選択肢に恵まれても、自分が納得できる会社選びの答えは、自分で見つけるしかありません。そこで今回は、会社選びにおける軸の解像度を上げたい!という方、漠然とした悩みが積もっている方に向けてお届けします!   「企業選びの決定軸がわからない」という悩み 「企業選びの最終的な決定軸がわかりません…。」と山口豪志さんに問うと、「僕もそう思います。」と返ってきました。詳しく教えていただきましょう! *** ”わからない”とは、”悩む”と同義です。悩んでいるということは、思考が堂々巡りをして、選択肢に自信が持てない・選択肢を出せない状況にいる、ということです。 その状態では、いつまでたってもその状態から抜け出せません。 この状況の解決策は、「考える」ことです。「考える」ことは具体的に言うと選択肢を増やす(出す)、選択肢を減らす(選ぶ)ことです。プランA、プランB、プランC…と複数の選択肢を出してみましょう。例えば、どんな条件や環境であれば、「安心」して働くことができるでしょうか?…

第7回テーマ 「人事の人は学生の何を見て採用・不採用を決めているのですか?」

山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと 『山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと』では、「働く」ことや「ビジネス」についてはじめて考えたはじめたGilrsUniversityの学生たちがもった素朴な疑問を、ビジネスのプロの山口豪志さんが答えます。 「仕事・働く」ということをもっと身近に感じれるような素敵なお話ばかり。 これを読んで、社会に出る前に知っておくべきことに関心を持っていただけたら幸いです。   第7回テーマ 「人事の人は、学生の何を見て採用・不採用を決めているのですか?」  就活が始まると、選考において、多くの学生はES(エントリーシート)、面接、グループディスカッションを経験します。この一連の流れで、企業の人事の方は一体何をどのように判断して採用・不採用を決めているのでしょうか?また、中途採用と新卒採用の違いはあるのか?  面接練習、SPIの問題練習やWebテストの勉強…これらの対策をする前に読んで欲しい!今回はそんな内容を満を持してお届けします!    まず、中途で入る人材というのは、既に何かしらの仕事経験やキャリアがあります。例えば、前職でエンジニアとしてある仕組みを作った経験があれば、採用後も同じような開発ができることを期待されます。このように人事担当者はその中途転職者の経験や実績、キャリアを採用する役割に合うかどうかで採用・不採用の判断材料することができるのです。  一方、新卒で入社する学生はどうでしょうか。東大出身の学生とほぼ無名の私立大出身の学生であれば多少なりとも差が出るかもしれませんが、20数年しか生きていない学生同士が学生時代に頑張ったことを面接で熱弁しても、人事側から見れば、どんぐりの背比べに過ぎません。  だからこそ、人事側も採用・不採用の判断が難しいのです。  では、どのように判断材料を集めているのでしょうか。  答えは、「相対評価」をするための場を設けるのです。選考で学生に集団面接やグループディスカッションを課す理由は、学生一人ひとりを絶対評価して審査するにはスキルや特性から判断しにくいからです。選考者全員が同じESの設問に答えるのも、同じ単一の質問に対する回答で比較するため。このように、新卒採用における就活の仕組みは人事が評価・判断しやすいようにパッケージ化され、構築されているのです。これは会社側からすると都合が良いですが、就活生側からすると会社の仕組みに合わせて見比べられているだけであるということを認識しておきましょう。  …

第5回テーマ「就職する前にやった方が良いことはありますか?」

山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと 『山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと』では、「働く」ことや「ビジネス」についてはじめて考えたはじめたGilrsUniversityの学生たちがもった素朴な疑問を、ビジネスのプロの山口豪志さんが答えます。 「仕事・働く」ということをもっと身近に感じれるような素敵なお話ばかり。 これを読んで、社会に出る前に知っておくべきことに関心を持っていただけたら幸いです。 第5回テーマ 「就職する前にやった方が良いことはありますか?」 今回は、就職する前にすべきことについてお聞きしました!この問いに対する答えは、仕事の本質から考えれば非常に合理的です!   就職する前に必要なことは仕事の本質から読み解ける  山口さんは、「就職する前にやった方が良いことってあります?」という質問に対し、「就職する前にすべきこと?―恋愛。恋愛なくして仕事はできない。」と即答。(あまりに即答すぎてここでインタビューが終わりかけました、、(笑)) ***  詳しく説明していきましょう。  そもそも、就職して会社員として働く、ということはどういうことなのでしょうか。  仕事をする・働く、ということは相手(クライアント)がいて成立しますよね。  ですから、「クライアントは何を求めているか?」「自分が提供できる価値は何か?」「取引価格はどの程度ならお互い満足か?」といった相手に関わる要素を考える必要があるのです。そして、働くことは市場適応活動ですから、自分の市場価値を見極めたり、ターゲットの市場に求められる要素を考える力も必要でしょう。 (ただし、アーティストという職業は受け取り手のことを考えずに働く場合もあるので、前述に当てはまらないこともあります。)…

第3回テーマ 「“お金持ち”になるって一体どういうこと?」

山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと 『山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと』では、「働く」ことや「ビジネス」についてはじめて考えたはじめたGilrsUniversityの学生たちがもった素朴な疑問を、ビジネスのプロの山口豪志さんが答えます。 「仕事・働く」ということをもっと身近に感じれるような素敵なお話ばかり。 これを読んで、社会に出る前に知っておくべきことに関心を持っていただけたら幸いです。 第3回テーマ 「“お金持ち”になるって一体どういうこと?」  今日の資本主義社会において、生きていくために欠かすことのできない「お金」。お金の有無が全てではありませんが、より豊かな暮らしをしたい!という欲求をお金が解決してくれる場面は多くあります。例えば、旅行。電車ではなく新幹線を使えばよりお金がかかりますし、飛行機を使えばもっと費用が大きくなるでしょう。しかし、費用と引き換えに、より速く・より遠くに移動する手段を得ることができます。今回は、その「お金」を稼ぐための仕組みや基礎について山口さんにお聞きしました! “お金持ち”になるって一体どういうこと? ~人的資源と物的資源~ 芸能人のキムタクを例に考えてみましょう。例では、キムタクがお金持ちだとします。  キムタクは、著名人であるということから、時給単価が良く、メディア出演料として高額の給料をもらうことができますよね。しかし、1日24時間であることから、本人が収録・出演できるメディア数は限られ、得られる給料にも限度があります。  そこで、コンサートやイベントでグッズ販売をすることで、自らが出演しなくても、売り上げから給料としてもらうことが可能になるのです。人気のあるキムタクは、グッズの売上も好調です。   このように、俳優やタレントとしてもらう出演料と、物販の売上高の2種類の収入源によって、キムタクは、高額の収入を得られるのです。 ******  それでは、以上の例を細かく解説します。  お金持ちになるルートは大きく2つあります。1つめは人的資源、2つめが物的資源です。…

第1回テーマ 「なぜ世の中には給料が高い企業と低い企業が存在するの?」

山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと 『山口さんに聞いた「お金」と「働く」こと』では、「働く」ことや「ビジネス」についてはじめて考えたはじめたGilrsUniversityの学生たちががもった素朴な疑問を、ビジネスのプロの山口豪志さんが答えます. 「仕事・働く」ということをもっと身近に感じれるような素敵なお話ばかり。 これを読んで、社会に出る前に知っておくべきことに関心を持っていただけたら幸いです。 第1回テーマ 「なぜ世の中には給料が高い企業と低い企業が存在するの?」 記念すべき第1回目のテーマは、「なぜ世の中には給料が高い企業と低い企業が存在するの?」です。 この問いに対し、山口さんは、「給料が高い企業とそうでない企業の差は、ビジネスモデルから生まれる。」ときっぱり。 (※ビジネスモデルとは、企業が利益を生むための仕組みを指します。企業の戦略によって商材が有形か無形か、販路がオフラインかオンラインか等の違いが生まれます。) ここからは、うどん屋さんと銀行を例にして詳しく解説していきます!   うどん屋と銀行のビジネスモデルの違い まずは、うどん屋さん。 例えば、うどん屋さんのビジネスモデルでは、1杯400円でうどんを提供するとします。麺の原価が1玉約40円だとした場合、それに加えて材料費や店舗の固定費などを重ねれば、1杯あたり利益として残る金額は、約50~100円です。 また、うどん屋さんを経営する上で、新作のレシピを開発する必要性もあれば、アルバイトや社員など、雇用する人材を継続的に確保するための「チームマネジメント」も欠かせません。 給料(人件費)は、こうした費用を収益から差し引いて出た利益によって決まります。…